映画やアニメ・TV等の喫煙シーンの影響で喫煙を始める・・・



そういえば・・・
そういえば私は、
映画やアニメ、TV(ドラマ)等に出てくる格好良いキャラクターが煙草を吸っているシーンをたくさん観て、その影響をモロに受けて、(憧れて)煙草を吸い始めたのでした・・・

そうです・・・私の喫煙きっかけは『憧れ』から始まっているのです・・・

具体的に何に憧れていたのかは、パッと思い出せなかったりするのですが・・・アニメの『ルパン三世』なんかではわりとカッコイイ演出で煙草が登場していたような気がするし・・・『天使の涙』という香港映画でも格好良く描かれていたような・・・
というか当時(90年代終わりぐらいまで)はたいていの映画やドラマなんかでも『煙草』は、わりと格好良いアイテムとして登場していたような記憶があります・・・

何でこんなことを急に言い出すのかというと以下のサイトの記事を読んだからです・・・↓

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★映画「風立ちぬ」でのタバコの扱いについて(要望)- 日本禁煙学会
http://www.nosmoke55.jp/action/1308kazetatinu.html
★《23》 映画の喫煙シーンの影響力 - アピタル - 朝日新聞デジタル
http://apital.asahi.com/article/msk/2013060300004.html

≪喫煙シーンを多く見た子どもほどタバコに手を出すようになる≫

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私が煙草を吸い始めたのが→20歳の頃、夜の11時過ぎに一人で家を出て、近所の寂れた散髪屋さんの前の自販機で『LARK(赤いヤツ)』
をドキドキしながら買ったのが最初の煙草購入の思い出です・・・

あの時、私が煙草に抱いていたイメージ・・・
『煙草』という小道具が象徴していたもの・・・↓

『大人なイメージ』『ダンディなイメージ』『安らぎのイメージ』
『憩いのイメージ』『お洒落なイメージ』『ヌーヴェルバーグなイメージ』『ロックなイメージ』『芸術家のイメージ』『文豪のイメージ』『思慮深い哲学的なイメージ』 『尖っている反逆児的なイメージ』

※上記のイメージは確かに映画や漫画、TV等の喫煙シーンから感受したイメージでした・・・

↑・・・これらのイメージを獲得するために、
私は煙草を購入することを決めたのでした・・・
(※当時は気付いていなかったのですが、自傷的な感覚が10%ぐらいはあったのかもしれません)

ギターを抱えて煙草をくゆらせているだけで、当時の私は、十分に大人になったような気持ちになり満たされたのでした・・・


あれから幾年を経たのだろう・・・時代は大きく変わりました・・・
世の中の流れが変わって・・・たくさんの人たちが『禁煙』を始めるようになりました。
もはや煙草なんてものに憧れることなど微塵もなくなった現在・・・

私が煙草を吸う理由(原動力となった動機)はこれっぽちも残っていませんでした。
もはや自然の摂理で私は禁煙を始めました・・・

(最近は、映画やアニメ・TV等で喫煙しているキャラクターを見かけなくなってきたような気がします・・・いたとしてもあまり格好良いイメージで描かれていないような、そんな気がします・・・)


ジブリ映画『風立ちぬ』
この作品にあった喫煙シーンに関しては、私は、それほど気になりませんでした・・・つられて吸いたくなるなんてこともありませんでした。※シベリア(菓子)はちょっと食べてみたくなりましたけど・・・
(主人公が結核の妻の前で煙草を吸いだしたのには、「おいおい」と思わず突っ込みを入れましたが・・・)

確かにあまり否定的に煙草というものが描かれてはいませんでしたし、もしも子供達がこれらを見た場合に無意識で肯定的な印象を受け、後に煙草を吸い始める人が出ないとも限らないと言われれば、まあそうかもしれないと思いました・・・
ただ、戦時中という時代背景を考えると、当時の人たちが帽子を被るのと同じ感覚で、煙草を吸うという姿は日常的にみられた光景だったような気がします・・・
当時の風景を描くのには必要なアイテム、描写だったのではないかと・・・そういう風にも思いました。

※喫煙シーンが否定的に描かれるか肯定的に描かれるかはあまり関係なく、煙草シーンの露出そのものが子供達に影響を与えるらしい・・・


この先の未来・・・
映画やアニメ、TV等で喫煙シーンがまったく描かれなくなれば、
確かに喫煙をしようとする若い人達は減るかもしれないなぁと
(私の過去を振り返ってみても)そんな風に思うわけですが・・・
ただそれを国とかが規制してしまうのは別の問題(表現の自由がなくなるという問題で)で良くないと思うので、ちょっと難しい課題だとは思います・・・

風立ちぬ (宮崎駿の漫画) - Wikipedia
堀越二郎 - Wikipedia

※映画『風立ちぬ』の主人公のモデルとなった人物は『ゼロ戦設計者・堀越二郎』ではあるのだけれど、映画の内容はドキュメンタリーとして描かれているわけではなく、かなりの創作が加えられているようです・・・