無意識でタバコを探している感覚・・・


とある秋の肌寒い日・・・
禁煙3年4ヶ月目を迎えた私が、ある懐かしい感覚(禁煙1年目によく
出くわしていた感覚)に不意におそわれたのです・・・

『無意識でタバコを探している感覚・・・』

↑・・・この感覚に陥ったのは約1年半ぶりぐらいで、正直もう2度と経験する
ことはないだろうと安易に考えていたのですが・・・どうやらその考えは
間違っていたようです。

禁煙3年4ヶ月が経過しても尚この感覚に陥る・・・
(しかも唐突に・・・なんの前触れもなく・・・)
一応心当たりは、この日サッカー日本代表の国際親善試合(テレビ放送)がありまして、
待ち遠しい気持ちでそわそわワクワクとした精神状態にありました・・・
(思いつくのはそれぐらい・・・)

いや、それにしても
実際に自分の目線が突然、机の上の片隅や引き出しの方へ向かって
キョロキョロしたときには
本当に驚愕しました・・・(無意識で普通にタバコとライターを探している)

今更ながら(人間を支配する)
そのタバコの甚大な影響力に恐ろしさを覚えます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ニコチンは煙を吸ってから約6秒で脳に到達。
到達後 → 脳内で快らく物質ドーパミンを放出させる・・・ 
わずかタバコ0.3本で脳内のニコチンの受け皿(アセチルコリン受容体)の
8割を占拠すると言われている・・・

↑・・・ふと昔見たNHKの『ためしてガッテン』という情報番組で放送された
禁煙特集の記憶を思い出す(上記)・・・
2011年ごろに放送された(?)その番組では、
『喫煙者と非喫煙者の思考回路の違い』『タバコの快らくの仕組み・記憶』
等を紹介していました。(その中でも特に印象深かったタバコ情報は・・・↓)

『タバコは・・・煙を吸うだけで
強力な快らくをもたらしてくれる・・・』

『この記憶が』煙草を吸い続ける原因であり、止められない原因でもある・・・
(禁煙=意志が強いとか弱いとかはまったく関係ない・・・)
・・・番組ではこんな感じのニュアンスで放送していました・・・


私の場合もおそらく・・・(そのとある秋の肌寒い日に・・・)
上記と同じメカニズムが私の脳内で働いたのだと思います・・・

『その昔、(日常的に)タバコを吸うことで得られていた快らく・・・その記憶』・・・が、
 ↓
禁煙3年4ヶ月目を迎えた私の脳内でひさしぶりに作用して・・・
『私に無意識でタバコを探させた・・・』

・・・・・・・・・・・
かつての記憶が私の身体をコントロールする・・・

なんだか・・・今更ながらタバコというものが
とてもヤバイもののように思えてきました・・・
結構やっかいなものに手を出していたんだなぁと・・・
つくづくそう思います・・・

「う~ん・・・・・」
禁煙3年4ヶ月目にして駆られる(軽~い)自責の念・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結局、
この記憶のメカニズム・・・『無意識でタバコを探す感覚』とは・・・
これから先も長く上手に付き合っていかなければならないのだろうと・・・そういう気がしています・・・

まぁ、あんまり難しく考えずに、この障壁をも逆手にとって楽しみながら・・・がんばって禁煙を継続していきたいと思っています・・・